ロワンモンターニュ
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食いしん坊シェフの食べ歩き記
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第4回 食いしん坊シェフの食べ歩き記 「心に残るおもてなし」
忘年某月某日
洒落た一軒家。
ドアをあけると、落ち着いた雰囲気の中、凛とした空気が漂っている。
カウンターの中央にすわる。
綺麗に整えられたボトルと、一つとして同じデザインの無い、アンティークのクリスタルグラスが目に飛び込んでくる。

60才近くの老練なマスターにドライマティーニを注文する。
最初に目に飛び込んできた、ニワトリをモチーフにしたグラスをリクエストし、それにカクテルを整えてもらう。
マイナス温度まで冷やしたジンを使い、繊細にステアする。
充分に冷やし込んだジンを使うため、トロリとした食感。スッキリと仕上がっている。
マスターとお話しすると、私が選んだグラスは、一番大切にされているものだそう。
カクテルの本を書かれていて、その表紙の写真に使われたとのこと。

店内には、マスター自ら整えたお花、ティファニーのお皿をアレンジした照明など、随所にお客様をおもてなしする心が溢れた一流のバー。
お酒の話だけで2時間ぐらいお話してしまった。
お酒は、文化、歴史を伴うものが多く、楽しい。

ついでに…、
このお店は、飲み過ぎだと判断すると、自然に冷たいお水が出で来る。
あしからず。
忘年某月某日
和食のお店。
近くに有名な神社があり、そこの路地をはいると、ビルの間に一軒家が見えて来る。入り口を入ると、JAZZが聞こえてくる。コの字型のカウンターに10席しかないお店。

大変若い板前さんだが、凛とした空気を持った、職人気質が強い方のよう。
御料理は、板前さん任せで、工夫された料理が次々と出てくる。
お造りを出していただいた時、醤油の皿が無かったのでお願いしましたら、「そのままでお召し上がりください」とのこと。頂いてみると、刺身全部に各々仕事がしてあり、素材の味がより引き立っている。大変美味しい。

板前さんと色々お話をさせていただいたが、とにかく職人気質で、カニの爪の身をひとつほぐすのでも、やり方があるので、ひとが手をかけたものは使えないとのこと。

美味しい日本酒を教えて貰い(奈良のふた穂という酒)、散々ゆっくりさせて頂く。
大満足の一夜となる。
忘年某月某日
外はみぞれ混じりの大変寒い日。
シャンゼリゼを少し外れると、そのレストランは白い外観を覗かせる。
入り口で、マダムがお出迎え。
小さなエレベーターで上に上がると、そこに広がるのは、昔と変わらぬ風景。

35年ぶりの訪問。
私の中では、最高のフランス料理を出すところと確信するレストラン。
35年も前のことではあるが、若造には場違いだったため、余計にこちらでの光景が心に残っている。
昔ここで食事をした時、アペリティフを頂いたのち、壁が動きだし、整然と整えられた豪華な食卓が目の前に現れ、大変感動した。その記憶が鮮明に蘇る。

ホタテと紫のポテトのオードブルは、目にも鮮やかなモザイク模様。味も最高。
メインは、鹿肉とリードボウの料理。ひとつの料理だが、各々別の素敵な食器に盛り付けられ、その一つ一つが、単独の料理として完成された盛りつけ。 今まで、あまり見たことのない、料理人の気概を感じる一品。
お料理の量が日本に比べかなり多いので、フルコースは避けるようにしている。
デザートプティフール、ショコラ、食べきれないほどのおもてなしで、大満足。
エスプレッソでゆっくりさせて頂き、楽しくおいしい夜となった。

マダムにご挨拶し帰ろうとすると、二羽の白い鳩が鳴いて送り出してくれた。

外はまだ雨…

(食事中に、私のテーブルのキャンドルが、ロケット弾の様に宙を飛んだサプライズがあった。けれど、サービスの方も一流。何事もなかったかの様な雰囲気作りがうまい。本来怒るところだが、はぐらかされた…)

忘年某月某日
久々に、焼き鳥が食いたくなった。
人に教えたくない店のひとつが、ここである。
たかが焼き鳥、されど焼き鳥。
美味しく、雰囲気の良いところが少ない。
また、禁煙席があるのもありがたい。

つきだしが三品出る。
とり団子汁、白レバーペースト、生の水ナス。なかなかうまい。

まず焼酎の水割りを頼む。焼き物(器)は、店主自らの作品。
水割りの入った焼き物と一緒に、表面が霜で曇るくらいキンキンに氷らせたぐい飲みに、氷を入れて出してくれる。冷たくしても、そのままでも、という配慮である。さすがだ。

ささみをお願いする。レアに焼けてトロっとした肉に、スリたての本山葵が、香り良く甘みを添える。
次に、きもをタレで焼いてもらう。当然レア焼き。フレッシュなレバーの弾力が残った逸品。
続いてまた焼き物…というところだが、いつも席に着くと直ぐに、鶏鍋を注文することにしている。 ここでそれが、タイミング良く出来上がってくる。中身より、そのスープの方がお目当て。 蕎麦屋の抜きではないが、汁物が途中にあると、腹が落ち着くので、美味しく酒をいただくことができる。店主の作品の土鍋が、炭の入った飛騨火鉢に置かれ、グツグツ煮えている。 熱々の汁を頂き、冷たい焼酎を頂く。最高である。
せせり、ちょうちん、ぼんちり、最後にだし巻き卵をデザート代わりにお願いする。だしをぎりぎりまで入れ、ふっくら焼いた手間をかけた逸品。切ると、だしがたっぷり出て来る。大変美味しい。

いつも、お店から離れるまで送ってくれる、大変気持ちの良い焼き鳥屋さん。 見送られながら、「また来よう」と思う。

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